ども、てらかっぱです。
みなさんは宇佐八幡宮(いわゆる宇佐神宮)をご存知でしょうか。
大分県じゃぁ知らないものはいないというほど有名な神社。
全国的にはどの程度の知名度なのかは知りませんが。
さて、この宇佐八幡宮が日本史の教科書に初めて現れるのが「宇佐八幡宮神託事件」
高校の日本史で学びます。
憶えておいてください。受験にでるところです。
ざっくり説明すると
天皇が民間人に位を譲ろうとしたら阻止された話です。
その天皇は孝謙天皇。女性です。未婚、子どもなし。時代は奈良時代。
父親は大仏を作らせたことで有名な聖武天皇。かくや姫の求婚相手の一人です。
母親は藤原氏の娘、光明子。
今で言うところの政府に当たる朝廷は「中国大好き、日本も中国になっちゃへばいいやん」という人が最高権力者で幅をきかせていた。
本当は藤原仲麻呂っていうふつうの名前なんだけど自分のこと今日から恵美押勝って言う中国風のキラキラネームで呼べって言いだす。
自分だけでなく息子や部下にもキラキラネームをつけるわ。しまいには政府の役所の名称も中国風に変え始めた。
お前もう日本の政治家じゃないだろ!!中国の手先だろ!!
他の貴族からは「藤原家のヤベェ奴」ってことで不満たっぷり
逆切れして「藤原仲麻呂の乱」をおこして自滅していった。
親戚のおじさんはヤベェ奴だし。旦那も子どももいないし。
ってことで頼りにしたのが弓削道鏡というおぼうさん。
孤独な芸能人が整体師や占い師や怪しい宗教にはまってくのと同じ感覚ですね。
道鏡にいれ込んだ天皇はついに天皇の位を道鏡に譲ろうと考え始めます。
政府高官や皇族にロクな奴がいないから民間の凄い奴に任せようとしたのです。
しかしまぁ皇族でも貴族でもない民間人を天皇にするにはハードルが高い。
そうだ、神様が「道鏡を天皇にしろ」っていったならみんな納得するよね。
ということになった。
じゃぁどこの神社にするか。宇佐神宮がいい。
誰を使いに出すか。和気清麻呂にしよう。
ということになった。
おそらく「道鏡を天皇にするんだぞ!わかるな!忖度しろよ!」という天皇の関与が多大にあったと考えられます。
さて、天皇の忖度を受けた和気清麻呂は、同じく忖度をしてくれる宇佐神宮を訪れるべく豊の国(今の大分県)へ向かうのです。
さて、結果どうなったのか。この続きは↓↓↓