河童ですから

大分県の河童をめざす”てらかっぱ”のブログ。https://valu.is/terakappa

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脱税!?節税!?パナマ文書で話題になったタックスヘイブンを高校レベルの日本史で説明してみた。

ども、てらかっぱです。

 

パナマ文書ってどうなったのでしょうか。

で、タックスヘイブン(租税回避)っていったい何なの?

 

どうも 、日本国内で日本人に相手に商売して儲けたのに日本政府に税金を納めないのはけしからん。お前たちが日本国民から搾取したお金を納税しないから日本人のたちの社会保障費が削られて困るじゃないかということでしょう。

 

タックスヘイブンって税金天国って意味かと思ったら違うらしい。タックスは税金ですがヘイブンはヘブンじゃないんですね。ヘブンだと天国だけどヘイブンになると避難所って意味なんだって、知らなかったよ。イが入ってるだけで意味が違ってくる。

 

さて、本題はここから。

 

租税回避って最近のことかと思ったらそうじゃない。日本では昔から行われてたアレじゃないかと僕は思うのです

 

そう、それは荘園制度。

 

日本史の教科書に出てくるアレです。日本の義務教育を受けた人なら絶対知ってるはず。きっと知ってる、たぶん知ってる。テストにもしっかり出ます。

 

忘れた人のために簡単に説明します。

 

昔々、日本の土地はすべて天皇のものでした。その土地に住む人も天皇の所有物。その土地でできた農作物の一部は年貢として天皇に納められた。(公地公民)

 

※本当は年貢じゃなくて租庸調なんだけど、理解しやすく年貢とします。

 

その後、自分で開墾した土地は自分の土地にしていいよ、でも収穫物の一部は天皇に払ってね。という法律ができた。(墾田永年私財法)

 

天皇家とっては、わざわざ自分の土地にしなくても、年貢だけでも入ってくればいいやという気持ちだったのでしょう。今で言うところの、会社は他人のものになっても創業者利益が入ってくればいいや、という感じかな。

 

しかし、豪族の藤原氏が台頭してきて天皇の力をしのぐようになると状況が変ってしまいました。天皇の摂政や関白となり権力を握った藤原氏は、藤原氏が開墾した土地からは税金を取らないし税務署の役人も入ってこないという風に法律を変えてしまったのです。(不輸の権と不入の権)

 

藤原氏の土地は農地でなく庭という扱いで荘園と呼ばれました。荘園とはつまり、とてつもなくデカイ家庭菜園なのです。

 

頭の良い民衆はこう考えた。

 

開墾した土地を自分の土地にして天皇に税金を納めるより、開墾した土地を藤原氏にあげて、自分は管理人として給料をもらった法が得じゃね。

 

ベンチャー企業が成功すると大企業に買収してもらおうとする感じです。

そしてその大企業はあれやこれや手を使って、どこの国にも税金を納めない。

 

とすると今後どうなっていくか。

 

日本の歴史を見直していくと、なんとなくわかるのではないでしょうか。

国に税金が入ってこないので公共サービスが使い物にならなくなります。

具体的には外交と防衛力です。 

 

国から自分たちの財産を守ってもらえないので、経済力のある貴族は自警団を作り始めます。それがサムライです。

サムライとは「さぶらうもの」語源の単語でお使えする者という意味。俗な言葉で言うと用心棒です。

 

藤原氏をはじめとする貴族は天皇家を含め、どんどん荘園という名の私有地をつくり縄張り争いをし始めます。国は税金が入ってこないので国防も社会保障もありません。今で言う内閣の総理大臣級の人から一般庶民まで私有蓄財をはじめたのだから、もはや無政府状態です。自分の土地は自分で守らなければなりません。そのため武力をもったサムライの力はどんどん需要が増し、ついには貴族を押しのけ日本を支配するようになるのです。

 

つまり、公家から武家への政権交代は、国に税金を払いたくないということから始まったのです。

 

土地というのは今の企業と置き換えていいでしょう。タックスヘイブンが続けば国というまとまりは意味がなくなってきます。サムライが貴族から政権を奪ったように、世界企業となったグーグルやアップルが独自の政府、独自の軍隊を持つような未来がくるかもしれない。

 

未来がどうなるか、それは日本史の教科書にすでに預言されているのかも知れません。

 

この記事は、過去の記事を加筆修正したものです。

 てらかっぱってどんな人?

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